一合徳利

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2006年 03月 12日

幻の大田原牛を食す

先週の土日、我が友人Y家恒例の七輪パーティー(ってかただの飲み会)が開催された。
(過去の投稿はコチラ→ 2005年5月   2005年9月


この七輪パーティ、実は1月に開催予定だったのだが、家主であるYが正月早々、足の骨を骨
折(理由は聞いてないが、大方酔って階段から落ちたってとこだろう)。実施延期に至ったもの。

その時のYの落胆はあまりにも激しく、骨折した事実より、酒が飲めないことに対する怒りと
やるせなさに溢れていた。


回を重ねる毎に食材にかける値段が増していくこの会、今回はそんな骨折家主の思いいれによ
り、メイン食材は、あの「大田原牛」である。「食べるダイヤモンド」「世界一の究極のサシ」、大田
原牛を形容する言葉は、どれも脳と胃を激しく興奮させるモノばかりだ。


まずは、この飲み会ではすっかり定番となったサイボクハムのソーセージ、鳥の手羽、川越名
物小野食品の豆腐なんかを肴に、天遊琳の生酒(1年熟成)を飲みながら、主役のお肉さまを
室温に戻す。
前座のように扱われているこれらの食材だって、かなりのツワモノ。そう、昔、貴乃花の優勝パ
レードで添え物のように横についていた若乃花だって十分強かったのだ。


幻の大田原牛を食す_a0017879_1253060.jpg幻の大田原牛を食す_a0017879_1254659.jpg我々肉好き軍団は、毎回調達する肉のグレード
をアップさせてきたが、今回はいきなりのジャ
ンプアップ。これが、大田原牛だっ!!




幻の大田原牛を食す_a0017879_1283556.jpg




値段にして1枚1万円!!計3万円!!この見事なまでのサシの入り方を見よっ!!
鑑定書付の肉なんて初めてです。
冷蔵庫から出したて、かつワタシの写真のウデにより、実物の1,000分の1程度のソソり具合
しか表現できていないことを断っておきたい。


これだけの厚みのある肉だ。火の加減にも万全を期さねばならない。脂の量が半端でない為、
脂で火がボウボウと燃え上がってしまう。炭の量を、魚を焼くときの3分の1位にして、遠火で
じっくりと焼き上げる。
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焼き上がりっ!!
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・・・しばし無言、その後、


「うほぉーーー!!!!」


「んげぇーーー!!!!」


「脂がぁーーー!!!!」



とわめきまくり、のたうち回る我々。
普段、「近所迷惑だから、吼えるなブタどもっ、ウキーッ!!」と我々をしかり飛ばすYの嫁です
ら興奮を隠せない。




「あぁ、俺たち、この次は何食ったらいいんだ・・・」
ふとつぶやくワタシに、家主Yは同じ大田原牛でも、遥かに旨くて、遥かに高いヤツがまだあると
いう。世界は広い、デカい、そして、高いっ!!


幻の大田原牛を食す_a0017879_12234827.jpg
ちなみに、これは友人Hが持参したからすみ。
大田原牛がなければ、メイン食材になりうるポテンシャルを持つこのからすみ。ちなみにこの一
腹で1万2千円だとか。











さて、未だ興奮冷めやらぬ翌日、Yの嫁からメールが届く・・・。

曰く、
「酒も料理もおいしかったね~。やっぱり今回の目玉だった・・・ワタシお手製の『もつ煮』は最高
だったねっ!!」(原文ママ)

しかも、ご丁寧にデコメールで。
大田原牛に関する記述は一切ない。





Yの嫁のもつ煮は大田原牛を超える(自称)らしい。

頼む、その自信、是非分けてくれ。

by 1go-tokkuri | 2006-03-12 12:30 | 小旅行(関東近郊)


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