2006年 03月 04日
先週の土曜日、東京・赤坂の「れくら」で開催された、宮城の銘蔵「乾坤一」の大沼さんをお招き しての「蔵元を囲む会」に参加。 しかも!! 今日の料理は、京都「澤屋まつもと」の企画室長にして、幻の料理人松本庄平氏の手による 「すっぽん」。これは行かねばならんでしょう。 松本さんは、かの松下幸之助氏にして、「死ぬ前にもう一度松本のすっぽんを食べたい」と言わ しめた方。厚かましくも、これまでお会いする度に松本さんのすっぽんを食べたいといい続けて きた我々。その甲斐あって(!?)、いよいよ松本さんのすっぽん初体験と相成りました。 突き出し盛り合わせ 右端に見えるのがすっぽんの肝と卵。肝は、これまで食べたどの肝よりもなめらかな味わい。卵も旨みがギュッと凝縮している。う~ん、これはのっけから酒が進みます。 体調を崩していたせいもあり、4日間(!!)に渡る酒断ちを経て迎えた今日。ベロベロになるまで飲むことを覚悟した瞬間でもありました。 鰆、烏賊、筍の刺身 筍の刺身には参りました。実は、筍特有のエグ味みたいなものがニガテなワタシ。ところが、この筍にはエグ味のエの字もない上、香りがたまらなく魅力的。 しかし、写真がヘタクソだな。ブログ読者の友人にも言われました。ゴメンなさい。 こんな酒を飲みました。 左が「澤屋まつもと うるとら純米大吟醸」、右が「乾坤一 情熱純米大吟醸」。 松本さんの酒は大吟でありながら、香りが控えめでたっぷりとした味のある酒。んまい!!このラベルはコルクでできており、字も書の大家の手によるものだとか。気合の入りようがわかります。 乾坤一の大沼さんは、この他にもしぼりたての17BYのお酒をたくさんもってきていただきまし た。色合いはどれも同じ(に見える)ながら、山田錦、雄町、美山錦と米の特徴が出た酒の数々 に一同唸りまくり。個人的には↑写真の酒が好き。 これまでカタめの美山錦を飲む機会が多かったので、同じ蔵で米の違いを感じられたのは、 ウレシー経験でした。 この後、出汁巻き卵、ナントカ豚の炙り焼きを経て、いよいよ本日のメインであるすっぽんの登場!! まずはスープ。なんとこのスープ、すっぽんと酒(澤屋まつもと 厨酒)、生姜のみで炊いたもの。このスープがたまらなくウマい。皆、すっかり酒を飲む手を休め、ひたすらスープをすする。 凄かったのが、このスープの量。 当然、この後に作るであろう雑炊のことも考え、皆々一杯ずつでガマンしていると、松本さんか ら「そのスープは飲むため用だから、飲み干してええよ」の一言が。 その瞬間、スープに群がる飲兵衛軍団。あっという間に鍋が空になりました。すかさずスープを 足してくれる松本さん。な、な、なんと、我々のテーブルだけで、都合3回もスープを足してくれ ました。結局飲んだスッポンスープは10杯以上!! 翌朝の肌ツヤといったら・・・もう・・・。 ジャーン!!すっぽん雑炊なりっ!! 各テーブルを松本さんが回り、首から下げたレンゲで味を見ながら作ってくれました。たっぷりのスープにすっぽんの卵やら何やらを投入、最後は鶏卵を回しいれ、あさつきを散らして完成。 ただひたすら黙々と食べ続ける我々。たまにこぼれる言葉は「旨い・・・」のみ。 ワタシはおかわりをし続け、たっぷり4杯いただきました。 こちらが幻の料理人、松本さんです。 松本さん曰く、「ワシが料理する以上『量が足らん』なんて有り得んのです」の言葉通り、全員腹がはち切れんばかりに大満足。 今朝、築地で仕入れたという10杯ものすっぽんは全て我々の腹の中に納まりました。 食べるまでは、「一度は食べてみたいっ」だったのが、食べてしまうと、「また食べたい・・・」と 禁断症状を引き起こすこと間違いなし。松本さん、責任取って、また食べさせてくださいね!!
by 1go-tokkuri
| 2006-03-04 11:33
| 日本酒イベント・クラス
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