一合徳利

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2004年 08月 03日

チャーリー・チャップリン

nande27さんのフレッシュライムからトラバ。


フダン飲む酒は、圧倒的に日本酒が多いワタシ。

さらに、たまにバーに行く機会があっても、飲む酒はいつもウィスキー。
そんな時があった。
嫌いな訳ではない。でもなんとなく注文するのは躊躇する存在。
それがワタシにとってのカクテルだった。


ところが、今から6年程前、そんなワタシの価値観を根底から覆す出来事が起きた。
ワタシは、古くからの友人E、そして、当時知り合ったばかりの友人Sと連れ立って、都内の
飲み屋に出かけた。

友人Sは、当時ワタシが好きだった女を高校時代にフッたというエピソードを持つ男。
その女の結婚式で知り合ったという奇妙な出会い。
背が高くて顔がイイ。金持ちの一人息子なのに、性格も申し分なく、酒も滅法強いという
スーパーマン。
若干女グセが悪いのが玉にキズだったが。。。

したたかに酔った我々3人は、友人Sが行きつけのバーに向かった。
友人Sとワタシはお気に入りのウィスキーの30年ものを見つけ、それを注文。

続いて友人Eの注文。

彼は、長い脚を軽く組み、右手にたばこをはさんだまま人差し指を軽くたて、「チャー
リー・チャップリン」と口にした。

顔と顔を見合す友人Eとワタシ。
「カッコイイーーーっっ」

アプリコットリキュールの甘さ故、口当たりがよく、クイクイと飲めてしまう。
一方で、適度なアルコールの強さがあるそのカクテルを彼は次から次へと空けてゆく。


以来、バーに行くたび、ワタシはチャーリー・チャップリンを注文する。
最初はカッコイイ彼を真似たいという理由だけで。
今では、たまに自宅で作る位のお気に入りだ。


そう言えば、友人Sとはもう何年も会っていない。
たまには顔みせろよ。
また飲みいこうぜ。

by 1go-tokkuri | 2004-08-03 00:25 | のんべえ日記


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